ぢいちゃんは長生きしたので人生訓をいくつか持ってるけど、そのひとつを紹介するよ。
お金持ちになるためには、不安をお金で解決しないことが大切。
これはどういうことかと言うと、この世の中は不安ビジネスであふれてるんだよ。
不安ビジネスって言うのは、例えば生命保険。
将来の病気に備えるって言えば聞こえはいいけど、実は必要なかったりする。
日本は、医療に関しては非常に手厚い国。
国民皆保険が徹底されてるので、大きな病気になって医療費が払えなくなっても高額療養費制度でなんとかなってしまう。
将来、貧乏になってしまって住民税非課税世帯等になった場合は、自己負担額がさらに安くなるという夢の制度。
ね?必要ないでしょ?
不安ビジネスでいえば、新車もそう。
日本ほど程度のいい中古車が手に入る国は、なかなかなかったりする。
2000年以降の日本車なら、手入れして乗れば20万キロは余裕で乗れるんだよ。
だって、タクシーの寿命を迎える平均走行距離は50万キロだし、大型トラックの寿命を迎える平均走行距離なんて70万キロだったりする。
一般に言われる「車の寿命は10万キロ」なんてどれだけの嘘かわかるでしょう?
で、こういった不安ビジネスをばらまき続ける諸悪の根源はテレビと新聞だったりする。
そりゃ、生命保険会社や車メーカーがスポンサーなんだから仕方ないよね。
要するに、テレビや新聞は正しい情報を流すためのものじゃなくて、それを見てる人に物を売りつけるためのものなんだってこと。
もちろん、自分のちからで正しい情報だけを選んで見たり読んだりできればいいんだけれど、ヒトの脳はそんなふうに都合よくは作られていないんだよ。
ヒトの脳は200万年もアップデートされていない、悲しいくらいのポンコツシステム。
原始時代のまま、ほぼ成長せずに止まったままで、産まれるときに胎盤を通るためにこれ以上大きく成長することはないって言われてるよ。
テレビや新聞を見てる限りそれを見ている人の行動は、テレビや新聞の制作チームがヒトの脳に最適化して作った結論に誘導されていくんだよ。
これを学問の世界では、「行動経済学」って言っています。

だから、不安ビジネスから逃れるためには、テレビと新聞を見ないってのがベストだね。
その覚悟を決めるだけで、世の中にあふれている不安ビジネスから解放されて自由になることができるんだよ。
お金も心も自由になったら、そのあまったお金を投資していけばいいよ。
自由な心で感じれば、きっととびっきりの投資先が見つかるよ。

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